それでは、次に、私、ユニバーサルデザインという位置付けで載せてありますけども、アール・ブリュットの支援について少しお話ししたいと思います。
アール・ブリュット文化というのは、もうこの一般質問で甲田議員が説明されましたので、説明は省略させていただきますけれども、私はこれに賛同します。甲田委員のヨーロッパ展開の支援ということについて賛同するとともに、ユニバーサルデザインというとらえ方でもしておりまして、こうした美術を身近な空間に用意して、そこからつくっていくということが非常に垣根のない社会、まちづくり、いわゆるソーシャルインクルージョンといいますか、社会的包容力と訳されているこのまちづくりに資するものだと思って、つなげていきたいと思っております。
このアール・ブリュット文化を四季の都市(まち)に中野駅周辺から発信していくということ、いわゆるにぎわい、数多くの人たちが出入りする日常のこの業務・商業・文化集積と言われているここでそれを展開することが、わざわざ美術館でやることじゃなくて、健常者の心に触れる一番いい事例であると思っていまして、そこで質問をいたします。
区では今まで区役所、区有施設等いろんなところで、後援という形でしてまいりましたけども、その継続とともに、中野駅周辺四季の都市(まち)、森、こうした新しい施設展開の中でもさらに積極的にサポートをしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
区はこれまで、まち活性化でございますとか、にぎわい創出といった観点から、例えば区内商店街におけますアール・ブリュット展示でございますとか、さまざまイベントや文化・芸術等に対しまして、区の基準に基づきまして後援をしてきたといった状況でございます。今後も、御案内のようなアール・ブリュットを含めました中野の個性的な魅力ある文化・芸術につきまして、御支援申し上げていきたいと考えてございます。
○高橋(か)委員
先ほどから申し上げたとおり、まさに多くの企業、グローバル企業、また学生さんや新しい会社がふえる中で、またヨーロッパ巡回展というところに目を向けても、ぜひ中野区内での後方支援であったり、区でできる、中野区が区内でできるサポートというものをぜひ考えていただきたいと。これは結果的にアール・ブリュットが中野の文化だというところを位置付けられるように、これからオランダから始まってヨーロッパ各国に巡回展が何年かにかけて回っていくということですので、事務局が中野のある社会福祉団体が進めていくということで、どうも話を聞いてみますと、外国の向こうの窓口は、アール・ブリュットの窓口としてその社会福祉法人がやりとりしていると、中野というところにどうもつながっていくようでありまして、ぜひその中野のいわゆるシティプロモーションにもつながっていくと思いますので、このブランドというイメージをユニバーサルデザインとともに、ハード・ソフト両面から進めていただければと思っています。
駅周辺、こうしたところに個性豊かな、あるいはヨーロッパ展にどこまで後援というか、サポートできるかは別ですけども、新しい来街者――来街者というよりも、新しく加わってくる地域住民にもさらに積極的に発信していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。
○滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
アール・ブリュットを含めましたさまざまな中野の個性的な魅力ある文化や芸術の御支援といったものは非常に重要であると認識してございます。こういった後援や支援を通じまして、個性豊かな文化発信拠点としての中野、こういったものを発信していきまして、シティプロモーションとなるよう取り組んでいきたい、このように考えてございます。
○高橋(か)委員
ありがとうございました。
それでは、3番目のパーキングパーミット制度についてというその他の項目ですが、これはきょう時間がございませんので、割愛させていただきます。民の力で障害者の駐車スペースをタグをぶら下げて展開していくという、佐賀県で積極的に推進している制度でありまして、身体障害者駐車場に無断に車をとめることがなくなったりとか、シティセールスにもつながったり、活性化にもつながるという事例がありますので、紹介をさせていただいて、次のどこかの私の一般質問の機会でさせていただきたいと思います。
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