次に、3番目のパーキング・パーミット制度について質問いたします。ユニバーサルデザインの実践として、駐車場整備に関連してさらに申し上げます。パーキング・パーミット制度について、その導入に向けた検討を求めたいと思います。この制度は、身障者用駐車場が理解不足で不正な駐車が目立ち、機能していないことから、自治体が本当に必要な人に対して共通デザインの利用証を交付し、利用者がそれを掲示することで正規の利用者か判別できるようにし、駐車スペースを確保する制度であります。2006年7月に佐賀県が初めて導入し、4月現在、26県3市で導入、相互利用も展開しております。

特色としては、公安委員会が発行する身体障害者駐車票と異なり、利用者が「歩行困難な方」ということと定義し、体に障害のある方以外でも、高齢者や妊産婦、けがをしている人など、一時的に歩行が困難な人や、難病等で歩行が困難な方を対象としている点です。この効果は、スペースがないため利用を控えている、そうした人たちを呼び込む集客増につながり、リピーター増につながります。自治体としても、福祉施策面のほか子育て支援、ユニバーサルデザインの実践のアピールの場になるなど、来街者呼び込みに貢献し、また自治体相互間で利用することによっての自治体連携にも貢献すると考えます。

そこで質問いたします。このパーキング・パーミット制度の導入は、福祉の視点から発展させ、にぎわい・活性化策として、また中野区が掲げる区民に利用しやすい、来街者を呼び込むまち等、まちづくりの理念を発信する絶好の機会であると考えますが、導入を検討してはいかがでしょうか。

以上で私のすべての質問を終わります。御清聴ありがとうございました。

5ページ目:答弁