○都市基盤部長(服部敏信)私からは、ユニバーサルデザインの推進と駅の機能につきましての御質問等にお答え申し上げます。

まず、新設駅前広場等への交番設置の関係の御質問がございました。交番は、地域の治安、危機管理面で大きな役割を担ってきていると認識してございます。駅前広場の設置に関しまして、沼袋駅につきましては、現にある交番を整備後も駅前の適切な位置で存続するよう、駅関係機関と調整してまいりたいと考えてございます。また、東中野駅につきましては、整備を予定する駅前広場に設置する意向であると聞いておりまして、区はその整備条件に協力してまいりたいと考えてございます。

次に、東中野地域まちづくりの整備策定のスケジュール等の御質問がございました。本年3月に取りまとめられました東中野地域まちづくり検討報告を受けまして、区は現在、東中野地域まちづくり構想素案の取りまとめを行ってございます。この素案に対します意見交換会を開催し、その意見を踏まえてまちづくり構想(案)を作成する。その後に、パブリックコメント手続を経まして、東中野地域まちづくり構想を作成する予定でございます。

次に、東中野駅東口周辺の整備の関係の御質問がございました。東中野駅東口は、駅出入りと南北連絡のバリアフリー化が課題であると認識してございます。駅周辺の整備に当たりましては、既に事業が始まっております西口の整備とともに東口地区の整備も推進し、東中野駅周辺全体をだれもが快適に歩くことができる空間の実現を目指していきたいと考えてございます。

次に、コミュニティーバス等、あるいは観光バス等の駅空間整備の御質問がございました。今後の区内の駅前広場整備に当たりましては、コミュニティーバスをはじめ、将来の多様な交通サービスのあり方の検討が必要と考えてございます。御質問の観光バスにつきましては、駅前広場に乗り入れることは想定してございませんが、まちづくりの課題の一つであります観光立地、そういう観点から検討していきたいと考えてございます。

次に、真のユニバーサルデザインの推進という御質問がございました。区内の駅周辺の施設整備につきまして、平成17年に策定いたしました交通バリアフリー整備構想の中で企画段階から御指摘のような観点で障害者団体や高齢者等も含めた幅広い利用者の意見を踏まえながら実態調査を行いまして構想をまとめた経過がございます。今後、中野駅をはじめ、区内の駅周辺整備に当たりましては、御指摘のようなだれもが使いやすいユニバーサルデザインの理念実現の推進に努めていきたいと考えてございます。

最後に、中野駅周辺地区整備にかかわります御質問のうち、公園利用の基準等の方針等の御質問をいただきました。来年4月に開園予定の(仮称)中央部防災公園につきましては、都心型の都市公園としての位置付けをしてございますので、管理の仕方もこれまでの基準では定め切れないと考えてございます。当該公園は中野駅に近接することから、安全な公共空間、にぎわい創出及び公共空地との一体的な利用の観点を踏まえ、管理や利用の仕方などについて今後検討していきたいと考えてございます。

以上でございます。

9ページ目:「遠藤由紀夫都市政策推進室長答弁を掲載」