三つ目の項目、真のユニバーサルデザインの推進と駅の機能について、質問いたします。
中野区内に13カ所ある駅の機能は、地域住民の生活交流拠点でもあり、防災・治安など危機管理の面で実に多くの重要な要素があり、それがにぎわい・界隈性にもつながっています。その大前提である安全・危機管理の面から、それぞれの駅には交番の設置が必要であると考えます。交番がない場合は、今後、駅前広場の整備にあわせて設置を検討するべきです。今回、それに該当するのが沼袋駅と東中野駅、また次の項目で述べます中野駅であります。もちろん整備に当たっては、現況の駅出入り口や周辺の治安環境を低下することがあってはならないのは当然のことであります。西武新宿線連続立体交差化の事業にあわせて駅前広場と道路整備が都市計画決定をいたしましたけれども、沼袋駅は、既存の交番で対応できる新井薬師前駅と異なり、新駅前広場が南側に移るため、交番の設置が必要だと考えます。また、東中野駅西口整備事業におきましては平成26年の供用開始にあわせて交番設置が必要であると考えます。長い年月をかけて整備された山手通りですが、大久保通り、宮下交差点の交番がなくなって以来、主要道路でありながら、また多くの交差点を持ちながら、中野坂上から都営大江戸線の中井駅交番まで交番がないという状況は危機管理の上でぜひ改善すべきであると考えます。こうした新設される駅前広場につきまして、治安・危機管理の面から現況の治安環境を低下することのないように配慮した上で交番の設置を関係機関と協議すべきだと考えますが、中野区の対応を伺います。
また、西口整備事業が進む東中野駅に関連しましては、中野区では本年度内に東中野地域まちづくり構想を策定する予定と伺っておりますが、具体的にはどういうスケジュールでどのように進めていかれるのでしょうか、お伺いいたします。西口整備とのバランスをとるためにも、東口出入り口の整備と周辺地区との動線を考えた具体的な整備事業を西口駅前広場が完成する前に誘導すべきだと考えます。区はいかがお考えでしょうか、お答えください。
さらに、中野区内で今後整備される各駅前広場に、路線バスに加えて、超高齢化社会に備えた福祉コミュニティーバスや外来者を呼び込むための観光バスなどの乗降スペースなどは検討されているのでしょうか。次世代を見つめ、安全で便利で優しく、また外来者を呼び込める駅空間を整備すべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。お答えください。
4ページ目:ユニバーサルデザインについて