次に、二つ目としまして、江古田合同住宅跡地整備についてお聞きします。
江古田三丁目にあります総面積約4.4ヘクタールに及ぶ江古田合同住宅跡地整備につきましては、中野区は国家公務員宿舎跡地払い下げから民間開発に至る経過の中で、区の施策において関与してきており、また、災害時には周辺一帯が広域避難所に指定され、当該地にはそこにアクセスする避難通路の役割を担っているなど、竣工後には中野区の防災上重要な地域であることから、民間開発とはいえ中野区の継続的な関与が必要であると考えます。そのため一般質問、また総括質疑において私はたびたび質疑してまいりましたけれども、いわゆる江古田の杜プロジェクトと言われるA、B、C各街区についての現在の整備状況と今後のスケジュールについてお聞きします。
B街区では、総合東京病院新棟が建設され、この4月にオープンをいたしました。この新棟では、病児・病後児保育や小児初期救急医療の機能を備えて運営されております。
そこでお聞きします。病児・病後児保育について、今後新たな展開は検討されているのでしょうか。また、小児初期救急診療についてはいつから稼働するのか、確認のために教えていただきたいと思います。
また、病児・病後児保育や小児初期救急医療など、今後も子育てを支援するサービスや医療の確保を図っていく上で、利用者の声を区として把握しておくべきと考えます。区は、これらの利用実態をどのように把握して今後の施策に反映させていくのか教えてください。
また、小児初期救急医療における関係機関との情報共有はどのように図っていくのか教えてください。
A街区の分譲マンションの竣工、またC街区の子育て世帯向けの賃貸マンション、医療従事者向け住宅、学生寮、サービス付き高齢者住宅、有料老人ホームの竣工、このいろいろな機能についてのスケジュールを教えてください。
さらに、関連施設としてまちのコミュニティの拠点となるリブインラボ、コンビニエンスストア、学童クラブ、認可保育所のオープン、これはC街区の竣工に合わせたグランドオープンと考えてよろしいのでしょうか。既に地域にも概要が伝わってはおりますけれども、区が押さえている情報を確認のため教えていただきたいと思います。
このプロジェクトの竣工、グランドオープンによって、A街区、C街区合わせて約1,100世帯、2,500人以上の居住者がふえることが予測されます。これらに対して次の項目について区のお考えをお聞かせください。
一つ目は、本地域一帯は、東京都の広域避難場所に指定されており、A街区、B街区の間の道路は江古田小学校からの避難ルートにもなっております。本地区の大規模開発に伴う大幅な人口増加があることから、区は事業者に対して建築、開発の相談段階から自主防災など自助・共助に関して何を指導し、どのような状況に現在なっているのか教えてください。
二つ目は、本地区の居住者の増加によって新江古田駅などの周辺駅への通勤・通学等で自転車を使う住民もふえることになるのではないかと思いますが、周辺駅への自転車駐輪場への影響は大丈夫なのでしょうか。また、違法駐輪対策はどのように考えているのでしょうか。
三つ目は、ファミリー世帯の大幅な増加により小学校の児童数も増加すると考えますが、教育委員会として事業者と具体的な協議、調整は行っているのかお聞きします。
4番目は、本地区の居住者の増加に関して、地元町会との関係や町会加入等について、事業者が地元町会と協議等を行っていると聞いておりますけれども、区はどのように関与しているのでしょうか。
5番目は、この開発は地元商店街や商店街振興との関係においても、居住者等の増加は地域に大きな影響を及ぼすと考えております。この点について地元との協議や調整など、区の考えをお聞かせください。
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