令和4年第2回定例会本会議の一般質問に登壇し以下の内容で質疑を行いました。以下は要約になります。答弁全文も公開しております。
一般質問 令和4年第2回定例会(答弁全文はこちら)
ICT教育を着実に進めよ
- 教員側の資質・ITリテラシーの向上と、スキルアップをどう進めてきたか。
- ICT教育推進リーダー教員を全小中学校に位置づけ、組織的に取り組めるようにし、研修で各校の取り組みや効果的な活用を共有し、各学校に還元した。また校内で区のICT支援員を活用し、教員のICT機器活用能力の育成やスキルアップを図った。
- 次世代の人材をどのように育成しているか。
- ②探求的な学習や体験的な活動を行う中で、協働学習支援ソフトを活用し、子ども同士の考えを交流する等協働的な学びを進めている。
- 学校教育の情報化をどう支援していくのか。
- 子育て先進区の取り組みを推進していく中で、学校教育の情報化は大変重要であり、教育委員会の取り組みを全面的に支援していく。
幼児教育を問う
- 私立幼稚園における幼児教育の重要性についての認識と支援をどう考えているか。
- 区の幼児教育において大変重要な役割を担っていると考えており、今後も継続して支援を行っていく。
地域開放型学校図書館を問う
- 今後の整備はもっとスピード感を持って進めるべきでは。
- 検討スケジュールは当初の予定を前倒しし、令和5年度10月までに検討結果を示す予定である。
中野駅周辺まちづくりを問う
- 中野駅新北口駅前エリア再整備で区が目指す開発の理念はなにか。
- 中野駅周辺まちづくりの要であり、国際競争力強化、地域経済の発展、回遊性の向上、防災性の強化を実現し、持続可能なまちへと牽引する最大のプロジェクトと捉えている。
- どのような町の姿をイメージしているのか。
- 年数を経るごとに持続可能な都市の成長モデルとして成熟し、エリアマネジメントによる取り組みと合わせ、継続的に付加価値の高まるまちをイメージしている。
- 権利床については資産の有効活用に加え、区民サービスの向上と区の施策実現に資する活用とすべきである。区民がプロジェクトの完成を喜び誇りに思うためには、直接施設を利用してもらうことが一番であり、高層棟最上階での展望ロビーや展望レストラン等、政策的観点から権利床活用について考えては。
- 財源確保に加え、財産の有効活用や公益性の観点から最適な運用となるよう検討している。最上階のあり方は施工予定者との協議を進めていく。
- 区にとっての利益とは区民への最大の価値の提供であり、所有と経営を分離し、権利床の考え方を今一度見直すべきでは。
- 公益性を踏まえた財産の有効活用の観点、事業全体の成立性や採算性の観点、施設所有におけるリスクマネジメントの観点等総合的に判断し、考え方を示していく。
構造改革及びDX推進を問う
- DX推進の本質は業務のICT化ではなく、仕事や組織そのものを改革していくものであり、仕事の考え方やその組織のあり方を変革することこそが構造改革ではないのか。
- DXを推進することで、職員の意識改革を図り、これにあった仕事の仕方や適した組織のあり方を検討し、見直しを進めることは構造改革の視点からも極めて重要であると認識している。
持続可能な区政運営を問う
- 令和4年度予算では財政負担への対処は見られず、あらゆる事業への財源投入など持続可能性は全く感じられない。令和4年度予算編成時に区が示した財政フレームは見通しが甘く、歳入では30億円程度過大であり、厳しい歳入の見通しも想定される。今後の財政状況はどのような見通しを持っているのか。
- 最近の物価高により経済の回復への影響も懸念されることから、経済動向等を注視し、適切な歳入積算に努める。
- 新たな財政運営を確立し、どのように変えようとしているのか。
- 令和4年度予算編成をもって基準となる一般財源規模は廃止し、規模等の基準は予算編成開始時における歳入一般財源の見込み額を一般財源充当事業費の目標額とし、歳出削減に努め、予算編成を進める考えである。一般財源充当事業費には、あらかじめ各基金の目標積立て額を含め、将来の財政需要を想定した基金残高の確保に努める。
スポーツ振興施策を問う
- 区立中学校の運動部活動の現状と課題は。
- 複数の教員で1つの部活の顧問を受け持つ体制を取り、生徒のニーズに応じできるだけ多くの部活動を行っているが、開設数は学校規模や教員数によって制限されるため、生徒のニーズに十分には応じられていないことや、試合や大会を引率する教員が休日に勤務することが多くなることが課題である。
- 部活動の地域移行を図る上で、生徒や保護者の意向を確認する必要があるのでは。
- 国の方針が固まった折には、生徒や保護者等を対象とした説明会を開き、意見を聞く機会を持つことも検討する。
- 総合型地域スポーツクラブは運動部活動の地域移行の受け皿の一つと期待されるが、どのような手立てを講じるのか。
- 教育委員会や学校と連携を図りながら、どのようなことが可能か検討していきたい。
- 区民交流の活性化等に大いに貢献する中野ランニングフェスタが今後も継続して開催できるよう、財政負担を含む支援策を講じるべきでは。
- どのような手立てを講じることが可能か、実行委員会の関係者等と協議しながら検討していきたい。