20200101/謹賀新年
新年明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、令和時代の初めてのお正月にふさわしく、感慨や抱負を胸に、希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また日ごろより私の活動に対しまして深いご理解とご協力を賜り、心から御礼を申し上げます。
昨年、天皇陛下におかせられましては、202年ぶり、憲政史上初の前天皇陛下のご退位を経て、改元に始まる一連の皇位継承の儀式・行事もつつがなく執り行われました。
その度ごとに述べられる新天皇陛下の「お言葉」、天皇皇后両陛下がご乗車された皇居宮殿から御所までのパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」を通して、多くの方々が感動を覚えたことは、まだ記憶に新しいことと思います。
私ども中野区議会も、昨年9月に「天皇陛下の御即位に関する賀詞決議」を全会一致で可決し、賀詞の奉呈を行いました。本年も、皇室の弥栄、日本国の平和と発展、国民の幸せを祈るばかりです。
あらためて昨年を振り返りますと、アジアでは初めて、日本でラグビーワールドカップが開催され、初めてベスト8となった日本代表の活躍と、最後まであきらめない姿に大きな勇気を与えられました。まさにスポーツの素晴らしさを実感したところでございます。
一方、近年の地球温暖化に伴う異常気象や台風の強大化が国内各地でみられました。過去最強クラスの台風が東日本を連続して襲い、関東や東北に甚大な被害をもたらしました。中野区内はもちろんの事、被災されました皆様に心からお見舞いと、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
本年は、平成7年、6,434名の尊い命が失われた阪神大震災から25年が経ちます。改めて大都市密集地における大地震への教訓を活かし、都市防災や災害対応、また備蓄の考え方などの課題を改めて認識し、インフラの整備であるハードとソフトの両面を平時の時から再検証しなければならないと痛感しているところでございます。今年こそ、災害のない明るい一年になることを願うところでございます。
さて、今年は、いよいよ 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 が開催されます。56年ぶりの東京大会を通して、先ほど申し上げたスポーツの魅力と感動が多くの皆様に広がっていくのではないでしょうか。それが区民の健康増進や子供たちの体力向上・グローバルな視野の養成に繋がることを期待しています。
中野区について目を向けますと、首都直下型地震や先ほど申しあげた自然災害への対応などの防災減災施策や地域の安全安心への更なる取組、西武新宿線沿線を始めとした区内各地域のまちづくり、幼児教育を含めた教育環境の一層の充実、待機児童対策、医療施策の充実や超高齢社会への備え、またいよいよ具体的に進む新区役所更には中野駅周辺各地区の整備など、本年も引き続き多くの課題を抱えております。
昨年5月に区民の皆様から信託いただきスタート致しました、私ども第23期中野区議会は、二元代表制の一翼を担う立場として、今述べました多くの課題解決策と、酒井区長のもとで取り組む基本構想と基本計画との整合性の検証及び来年度予算のチェックなど、議会としての責務を厳格に果たすことで、執行機関の監視や政策提案機能の充実に努めてまいります。
私自身の政治活動につきましては、昨年4月21日執行の中野区議会議員選挙に於きまして、多くの皆様方に応援いただき、お陰様で三期目の当選を果たすことが出来たうえに、五月に開催されました中野区議会臨時会におきまして、第57代中野区議会議長に選出されました。また、
皆様への感謝の気持ちを込めまして就任祝賀の会を開催しましたところ、大変多くの方々に御出席またご激励頂き、身の引き締まる思いと同時に、重責を与えていただきました事に改めまして感謝しているところでございます。
新年の決意を新たに、本年も区政発展のため、全身全霊を込めまして取り組んでまいりますので、昨年に引き続きましてご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
年頭にあたり、今年一年が明るく希望の持てる年となりますとともに、皆様のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和二年正月
中野区議会議長 高橋かずちか 拝